【初心者必見!】失敗しない家づくりの始め方 ありがちな失敗例もわかりやすく解説

家づくり

人生で最も大きな買い物である家づくり。失敗したくない方も多いと思います。

「家づくりで失敗してやろう!」なんて人はどこにもいないですが、家を建てて100%不満ありません!という人も少ないと思います。

できる限りあなたの家族が理想のお住まいづくりができるように、現役住宅営業のくま民が失敗しない家づくりの始め方をわかりやすく解説します。参考になれば幸いです。

結論

はじめに結論をお伝えします。

色々見ましょう!

これがすべての結論です。一つのメーカーを妄信するのではなく、一人を信用しすぎるのではなく、いろんな価値観やデザインに触れましょう。

ただ、やみくもにいろんなメーカーに行ったり、情報を集めたりすると、収拾がつかなくなってしまいます。正しい手順で「色々見ましょう!」

これだけはやってはダメ!始め方NG行動

まずは家づくりについて考える前に、脳死でやってはいけない行動をお伝えします。

〇(土地から購入する場合)土地を購入してしまう

〇とりあえず展示場に行く

この2つだけは絶対にやらないでください。一つ一つ解説します。

土地を購入してしまう

「土地買ってから家のこと考えよう!」と、考えている方は意外に多いようです。

土地を購入する際は、申込、契約、残金決済という3ステップを踏みます。

申込、契約については、今回割愛しますが、残金決済とは、土地のすべてのお金を支払うことを言います。

恐ろしいことに、たいていの不動産屋さんは契約後1か月をめどに残金決済を設定します。

住宅ローンを組む場合、融資の審査もあるため、土地を買ってしまった場合、1か月でメーカー、間取りを決めなければなりません。

この状態で何とかしてくださいと言われても、何とかできない場合が多いため、土地は住宅メーカーの営業に必ず相談してください。

とりあえず展示場に行く

これもあるあるな失敗です。大体どんなサイトにも書いてありますが、私の切り口は少し違います。

いきなり展示場に行くことによるデメリットは大きく2つです。

〇最初に応対した営業が、あなたの担当営業になる

〇営業トークに流される

結論、自分が勉強をすれば全く問題になりません。正しい手順で展示場に行きましょう。

営業が勝手についてしまう問題はどうしようもありません。これは、「〇〇さんに相談したからいい営業が見つかる!」と、いう問題でもないのです。

だって、「あなたにとって、いい営業ってどんな営業か?」なんてわからないんです。

わたしにもインフルエンサーにも、もちろんあなたにだってよくわからないはずです。多少営業経験が長い方や、成績がいい方が担当になる可能性は上がりますが、それがいいとは限りません。

だからわたしは、それも一つの縁だと思います。その担当の方をそのメーカーの代表として考えていただいて結構です。それも加味したうえで、住宅メーカーを選んでください。

営業に流される問題についても、一生モノの買い物です。しっかりと勉強していけば流されることはありません。安心してください。

まずは、家族と話し合おう

さて、NG行動をしない皆さんは、まず冷静にご家族と話し合いましょう。

そもそもなんで家建てたいの?

賃貸、分譲のマンションなどさまざまな生活の選択肢がある現代です。正直、家って必ず建てるものではないと思います。それでも家を建てたいのか、なぜなのか、をご家族と話し合ってみてください。

「家がぼろすぎる。ダサい。」「子供が泣いて周りの迷惑かも…」「見栄を張りたい!」などなんでも結構です。

重要なのは、家を作るブレない理由があるかどうかです。ここがブレブレだと営業に流されてしまいます。「とにかくかっこいい家を作るんだ!それができなきゃ家なんていらない!」こんな気持ちでいてほしいです。

どんな生活をしてる?

これも人によってさまざま。昼に寝る方もいれば、風呂に2時間以上入る人も、わたしのように一生ソファから動かなくてもいい!という人だっているでしょう。

家族で暮らしのイメージを共有し、重要視したいポイントを伝え合うことで、あとでもめることもなくなります。

例えば、お風呂・ソファ・キッチンなど落ち着く場所を共有してみてください。意見を集め、大事な場所の優先順位を定めることで、メーカーや間取りを決めやすくなります。

予算は?

個人的には、あまり重視してほしくないポイントです。打合せをしていくと、予算しか見えなくなってしまう方が、多くいらっしゃいます。予算はとても大事なポイントですが、それだけにとらわれ過ぎてはせっかくの楽しいおうちづくりが楽しくなくなってしまいます。

重要なのは、最初に決めたこんな家を建てたい!を実現することだと思っています。もちろん無理のし過ぎはよくありませんが、予算のせいでほとんどを諦めてしまえば本末転倒です。

まずはその時の予算相場をネットで調べてみましょう。住宅メーカー以外が出している記事を読みましょう。個人的には、「住宅支援機構」「SUUMO」などのデータは客観的ではないかと思います。

相場を基準とし、それよりも安い価格なのか、高い価格なのか、ある程度目指すべき場所を決めておきましょう。

ネットで調べよう

脳死で展示場に行かず、家族ともお話しできた皆様は、まずネットでどんなメーカーがあるのか調べてみましょう。

いいな!を見つける

ブログ記事もいいですが、Instagramや、TikTok、YouTubeなど画像や動画を見れるものの方がいいと思います。メーカーの好み、インテリア、エクステリアの好みを探ってみてください。

この段階でいいなと思ったメーカーさんに行くのはもちろんですが、ぜひ「このメーカーは微妙かな…」というメーカーにも一つ行ってみてください。「やっぱり絶対ないわ!」と思えば、それだけでその系統のメーカーはNGなことがわかりますし、「意外とありかも」という発見につながることもあると思います。

勉強しよう!

勉強と聞くと、拒絶反応で蕁麻疹が出てしまう方も少なくないと思います。とはいえ、一生モノの買い物です。どうか自分のために勉強してください。

例えば、今のトレンド「ZEH」「長期優良住宅」「GX志向型住宅」をはじめとした省エネ化。断熱性能、機密性能などの数値の見方。木造、鉄骨といった材質の違い、及び、柱、壁、プレハブ工法など構造体の違い。知らなければならないことは多岐にわたります。

上記の内容は、今後紹介していくつもりですが、何となくよさそうといった雰囲気にのまれないように勉強は重要です。

展示場へ行こう!

ネットで調べることはいいことですが、調べすぎて前に進めなければ、家は建てられません。ある程度は知識をつけ、あとは展示場に行き、アピールされたことは本当に良いことなのか、ダメと言われたことは本当にダメなことなのか、ご自身で調べてみてください。

また、各展示場には大手ハウスメーカー、中堅ビルダーメーカー、ローコストメーカーが入り混じって存在しています。個人的には、大手→中堅→ローコストの順で見るのがいいと思います。

偏見も多分に含みますが、一般的にお値段が下がるほど、コストでごり押ししてその場で契約を迫るパターンが多い気がします。大手メーカーはパッションでどうにかなる価格帯ではないので、落ち着いて話をしてくれる方が多いと思います。

大手ハウスメーカーとは

大手ハウスメーカーは実は以下の8社しかございません。

〇積水ハウス

〇セキスイハイム

〇旭化成ホームズ(HEBEL HOUSE)

〇ダイワハウス

〇住友林業

〇パナソニックホームズ

〇ミサワホーム

〇三井ホーム

この8社は住宅業界の歴史的側面や、技術的、実績的な側面から大手といわれるメーカーです。

まずはこの8社の中で気になるメーカーを調べ、話を聞いてみることをおすすめします。その場で契約を迫ることはない(と、いうかできない)と思いますので、安心して聞いてみてください。

まとめ

今回は、失敗しない家づくりの始め方について解説しました。

まずは、絶対にNG行動をせず、順を追ってしっかりと理想のお住まいを考えてみてください。そして、誰かを信じすぎず、しっかりと勉強し、知識を持った状態で話を聞きに行きましょう。

素敵なお住まいづくりができることを祈っております!

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